2012年04月11日 12:20
昨年開催された東京モーターショーで最も注目を集めたクルマといえば、トヨタ自動車の「86(ハチロク)」だろう。クルマの前方にエンジンを搭載し後輪に動力を伝えて走るFRという駆動方式を採用した小型スポーツカーだ。その86を4月6日に発売すると…
日本の大手電機メーカーの業績は総崩れの状況にあるが、それとエルピーダメモリの経営破綻の背景には同じ構図がある。日本の経営者は「守りの姿勢」に入ってしまい、チャレンジしなくなったのだ。
政府が2011年12月24日に決定した来年度予算案のなかで、年金の特例水準を2012年度から3年間で解消し、その第一弾として2012年度の年金を0.9%引き下げることが正式に明らかになった。しかし、「物価スライド」の未実施だけではなく、い…
トヨタ自動車の人気車種「アクア」の納車は6カ月待ち。関東自動車工業の岩手工場では連日フル生産が続く。東北を新たなモノ作りの拠点とする取り組みは成功するのか。
コンビニ弁当が人気を集めている理由は、次々と新製品を出して飽きさせないところにもあるでしょう。それによって新しい味を発見できる機会が増えます。選択肢が次々と用意されることが、人々に新たなチャンスを与えるのです。会社で成績が伸びず悩んでいる…
日本の「三つの異常」を直すために誤った経済政策を是正し、3%名目成長をめざすべきだと主張する竹中平蔵氏。今回は「債務大国ニッポンはいま何をすべきか」についてのインタビュー第1弾。
最近の自民党の動きを見ていると、何をしているのかさっぱりわからない。自民党は環太平洋経済連携協定(TPP)協議に反対をしているが、これは本来、自民党が率先してやるべき問題である。消費税増税にも反対している。
メディアは震災以来、原発災害に見舞われた福島をカタカナの「フクシマ」で報じた。しかし農家の人たち、いや県民全員が再び「福島」に戻りたいと願っている。その気持ちを強く持ちながら、一歩、また一歩と踏み出している。
海外では、日本では想像もできないような経験をすることがある。困難な問題に直面することが、その人の能力を磨くことになる。そうした経験を積んだ人がどれだけ増えていくのかということが、企業の国際競争力に決定的に重要な意味を持つ。
大手電機メーカーを中心に日本の輸出型企業が苦戦している。先ごろの報道によれば、円高やタイ洪水、欧州危機が国内輸出産業の利益を圧迫し、2012年3月期の上場企業の連結経常利益は前期比21%減少する見通しだという。
世界のモノ作りにおける分業の中心はこのアジアにある。そのアジアの分業構造の中に日本がうまく食い込めば、実はグローバル化の展開は日本企業にとって大きなチャンスでもあるのだ。
前回「苦境の電機大手、日本はいま『人材の端境期』」で、私は「どの経営者もくたびれ切っていて、『国外で地歩を固める』という意欲はあまり期待できそうにない」と述べた。このことを間接的に立証するようなニュースが先ごろ報じられたので、それを取り上…
年金資産約2000億円の大半を消失させたAIJ投資顧問。言葉巧みに資金を集めたが、「超高利回り」には疑問の声も。運用成績向上を求められる厚年基金の苦境につけ込んだ。
政府は、銀行などで10年以上お金の出し入れがない「休眠口座」の預金を、東日本大震災で被災した企業の支援に使うための検討に入った。だが私は、休眠預金は起業家支援に使うべきだと考えている。